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Date:2011.02.19

I'm sorry,I love you...act.19

なかなか更新できなくてすみません

今日は久しぶりにI'm sorry,I love you...の更新です!

短いです!予告を裏切って蓮が出てきません!ごめんちゃい←キモッ!!

しばらくほっておいた間に文章の書き方?みたいなのが変わったように思います。気のせいか?

だからなのかは分からないけど、以前のを書きなおしたくてしょうがない

でも時間がないんだなぁ~これが。。。



明日からまた旅行。しかも今回は実は初めての一人旅行なんです

典型的なA型、インドア派、引っ込み思案な私にとってはそれはもう大冒険であります!!

怖くて今日眠れるか心配っスね( ̄▽ ̄;)



次回は溜まりに溜まったコメレス予定です。

書きたいのもそうだけど、みなさんの素敵なお話を読みたい気持ちもあるんだけど……。

1日が48時間くらいあったらいいのになぁ



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Date:2010.06.23

I'm sorry,I love you...act.18

I'm sorry,I love you…act.18


リアに連れられて入った部屋にいたのはまるで妖精のような男性だった。
背が高くがっちりとした体格で、私は見降ろされているような形になっていた。
【急に呼び出してしまって申し訳ない。身体は大丈夫ですか?】
さすがフランス人、と言うか、さすが外国人。
さらっと自然に且つ優雅に私をソファへとエスコートしてくれた。
【あ、ありがとうございます///】
私の横にリアが座り、向かいにはその男性、おそらく社長が腰を下ろした。
【突然ですが時間もないので手短にお話します。】
【は、はい・・・】
【出産を終えたら私の会社で働きませんか?】
【・・・え・・・えぇっ?!】
あまりにも突然で何が何やら分からず、思わず立ち上がってしまった。
そのポーズがあまりにも滑稽で2人に大笑いされ、すぐに正気を取り戻して座り直した。
【は、働くって言っても私は】
【大丈夫よ。今まで言ってなかったけどうちの会社は”lumiere”なのよ。】
【”lumiere”って・・・・・・うそ~~~~~っ!!】


”lumiere(ルミエール)”
知らないはずがない。
そんなに大きくはないブランドで日本に正規店はないけど、仕事が終わる度に自分へのご褒美にひとつずつ買っていた。
日本を出ようと決めた時、真っ先にルミエールのようなジュエリーを作りたいって思った。
どん底にいた私の唯一の救いがルミエールだった。
だから迷わずフランスに渡った。少しでも”ルミエール”に近づきたかったから―――。
【黙っててごめんね?キョーコがジュエリーデザイナー目指してるって知って言えなかったのよ。
 正直、コネを期待する人もいるし・・・別にキョーコがコネを使うって思ったわけじゃないのよ?!でも・・・】
【リア、気にしないで?私でもきっと黙ってたと思う。それに、聞いてたらコネを使おうとしたかもしれないし。】
【そんな事ない!キョーコはそんな事しないって分かってる!
 正直言うとね、最初はそう思ってた・・・でも今なら断言できる。だからスケッチブックを見せてって行ったのよ?】
【スケッチ・・・やだっ!私ってばプロにあんな物見せたなんてっ///】
キョーコが両手で両頬を挟むと、その頬はみるみる真っ赤に染まって行った。
【あんな物だなんてとんでもない。これをリアから見せてもらった時の衝撃、分かりますか?】
【・・・どういう意味ですか?】


【あなたはまだ勉強を始めて間もない。なのにこのデザインセンスはプロとしか言いようのない物だ。
 もちろんデッサン等はまだ粗削りですが、それは経験を積めば自然と身に付くものです。
 学校に行く事も重要ですが、貴女の場合はそれが仇となる可能性の方が高い。そう思ってリアは私にこれを見せたんです。】
【仇、ですか?】
わけが分からないと顔に書いてあるキョーコに向かってリアは笑みを零しながら話し始めた。
【ジュエリーってファッション的に洋服の引き立て役みたいな感じがあるでしょ?まぁ中には主役にするようなものもあるけど。
 ”ルミエール”のコンセプトは違うわ。ジュエリーはあくまでわき役。だけど主役を引き立たせる為に時にはそれ以上のインパクトが必要なの。分かる?】
【ええ・・・】
(これってお芝居の考え方と似てる気がする・・・。)
【だけど一般大衆的にはうちみたいなコンセプトって伝わりにくいの。だからいつまでたっても世界的なブランドにならないのよ!】
【リア。話がズレてる。】
【失礼。それで・・・何を離してたのか分からなくなっちゃったわ。ちょっと待ってね・・・えぇっとぉ・・・】
社長は心底呆れたように盛大な溜め息を零し、キョーコの方へと向き直った。


【1年ほど前から”ルミエール”を3部門に分けました。1つはもともとのコンセプト通りに引き立て役。 
 2つめは高級感。ジュエリーの需要は正直富裕層の方が高いからね。ファッションショーとかタレントに使ってもらうための宝石。
 そして3つめは―――親しみやすさ。】
【親しみやすさですか?】
【そう。若い子やあまり高価なものには手が出せない人でも手に取れるけど、質を落とした流行遅れのデザインではないジュエリー。
 だけど富裕層やファッションショーでも引き立つジュエリー。この3つめがどうしても軌道に乗らなかったんです。】
【確かにとてもいいコンセプトだと思うけど・・・難しそうですね。】
リアと社長は目で会話をしたかのように口元だけで笑った。
【その時にキョーコのデッサンを見たの。もうコレだっ!って直感したわ。ボスにも見せたら大喜びであなたに会いたいって言うから呼んだのよ♪】
【私のデッサン?】
【可愛いのにさりげなく豪華なデザイン。かと言ってゴテゴテしてない上品さ。何よりカットや曲線へのこだわり。
 どれをとってもボスの思いを形にできるのはキョーコしかいないって思ったわ。】
【そ、そんな・・・ちょっと待って!私なんてまだ勉強も始めたばかりでとてもブランドのデザイナーなんてできないわっ!それに・・・】
【うちのコンセプトやキョーコのデザインって正直大衆向けじゃないの。だから学校では絶対に認められない。ありきたりなものに修正されちゃうの。
 そうなったらあなたのデザインはどこに行くの?そのへんにある物と同じ物を作って満足するの?】
【・・・】
私は何も言えなかった。
リアの言う事の意味が良く分かるから・・・。


少しの沈黙の後、社長はこう切り出した。
【あまりにも突然の事で戸惑うでしょう。返事を急がせるつもりはありません。ただ、私達の思いを知ってもらいたい。
 まず、デッサンの授業が始まるまでは学校に通って下さい。知識はいくらあってもあまる事はありませんから。
 でもデッサンの授業は一切受けてもらっては困ります。うちに来てもらえればあなたの個性を壊さないようにデッサンを教える手筈を整えておきます。
 それから出社は出産後落ち着いてからで構いません。必要なら会社に託児所も設けます。
 今は家庭がある社員がいないので気中が分かりませんが、あなたの希望を全て聞きます。
 最後―――これが一番大切です。】
【は、はい・・・】
【あなたにはうちの専属になってもらいますが時期が来るまでは口外しない事。他社との接触は一人でしない事。デザインは会社の外に持ち出さない事。
 細かく言えばもっとありますが、それは後ほどリアに書類にしてもらいますから目を通して下さい。】
そう言ってリアに合図すると、今まで見た事もない真剣な表情のリアが音もなく頷いた。


キョーコは思わず生唾を飲み込んでしまった。
社長は淡々と話すから分からないけど、客観的に聞いてみればものすごい事を言われているのが分かる。
正直・・・怖気づいていた。
ジュエリーデザイナーになるって決めてフランスに来たけど、ここまで本格的にやるつもりはなかった。
路上で売ったり委託したり、そのうち小さなお店をかまえて子どもたちと3人で細々と暮らしていければいいと思っていた。
だから今のこの状況が他人事のように思えるのも真実で、どこか傍観しているような気がする。
そんな私の思いとは裏腹に自体はどんどん進み、新しい世界へ足を踏み入れる事になった。





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(。-ω-。)-------------------------------------------------あとがき-------------------------------------------------(。-ω-。)


宝石の事とかブランドの事とか詳しくないからツッコミは禁止で(笑)
次回から日本に戻る=蓮さま久しぶりに登場!!の予定w









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Date:2010.06.23

I'm sorry,I love you...act.17

I'm sorry,I love you…act.17


今日は午後一で検診がある為、学校を早く終えた。
ちょっと早めに学校を出て持って来たお弁当を公園のベンチで広げると、近くにいた男の子が近づいてきた。
【おいしそうだね!】
【ありがとう。食べる?】
そう言ってお弁当を差し出すと、後ろから歩いてくる母親の顔色を伺った。
【ママ、貰ってもいい?】
【ダメよ。お姉さんはお腹にお赤ちゃんがいるの。たくさん食べなきゃ赤ちゃんがお腹すかせちゃうでしょ?】
その言葉を聞いた男の子は私のお腹をしばし見つめ、にこっと笑ってみせた。
【赤ちゃんにいっぱいご飯あげてねっ。】
男の事お母さんは手を振りながら帰って行った。


来たばかりの頃は通じない言葉と見慣れない風景に圧倒されてしまって、いつも視線を落としていたけど
今はこうして堂々と前を向いて歩いていられる。
ちょっと見方を変えただけなのに、こんなにも色彩豊かで華やかな街に目を奪われる。
「この子達もいい子に育つといいなぁ・・・」
もう誰の目から見ても妊娠している事が分かるくらいに大きくなったお腹を撫でていると、携帯が鳴った。


TRRRRRRR TRRRRRRR
【もしもし、リア?こんな時間にどうしたの?】
【検診は何時に終わる?】
【いきなりどうしたの?多分15時には終わると思うけど・・・】
【15時・・・間に合うわね。悪いんだけど、住所言うから私の会社に来てもらえないかしら?】
【忘れ物でもしたの?】
【ま、まあね。とりあえず来てもらえるとすっごく助かるの。もちろんタクシー使っていいから。お願いっ!】
何か腑に落ちないような気がしながらも、検診が終われば暇だしなぁ~と思いながら手帳に住所をメモして電話を切った。


***


タクシーが着いた場所は高層ビルが立ち並ぶビジネス街。
その中でもひと際目立つ超高層ビルがリアの会社の住所だと言われて呆然とした。
【キョーコ。いきなり呼び出してごめんね~?】
ホテルのような回転扉から出て来た見覚えのある女性がリアである事に気付くまで10秒くらいかかった気がする。
【リ、リアっ!ここがあなたの会社なの?!小さな会社って言ってたじゃないっ!!】
【何か激しく誤解してない?うちの会社はこのビルの8階にある1室だけ。7階まではテナントが入ってるから、実質”最下層の会社”よ?】
【そ、そうなの?】
【当たり前じゃない・・・っと、それより時間がないから来てっ!】
未だに頭が正常に働かない状態のまま、リアに手を引かれてどんどんビルの中へと入って行った。


エレベーターが8階に着き扉が開くと、落ち着いた色調のフロアに足を踏み入れた。
【ステキ・・・】
【でしょ~?仕事柄いつも落ち着かない場所にいるから、せめてオフィスでは落ち着いていられるようにってボスの方針なの。
 絨毯であれ家具であれ全部自らの目で確かめなきゃ納得がいかない人だから、2か月以上家具選びに付き合わされたのよぉ~。】
【ねぇ、何の会社なの?】
そう聞くと彼女はふふふと笑いならが廊下を進み、一番奥の扉の前へ私を誘導した。
【ここが私が1日の90%を過ごす第2の我が家よ。】
私の方を見ながら後ろ手で開けられたドア。
その部屋はリアらしくない落ち着いた部屋で、掃除も綺麗にされていた。
【リアってお掃除できるんだ・・・】
【失礼ねっ。会社で掃除してると家で掃除する気になれないのよっ。もともとは綺麗好きなのっ!】


【楽しそうにしている所申し訳ないんだけど、そろそろこっちに来てもらってもいいかな?】
私もリアもココが会社だと言う事をすっかり忘れていた。
いつものようにおしゃべりして笑って小突き合っていると、リアの部屋のさらに奥になる扉の向こうから男性の声が聞こえた。
【私ったら・・・こっちよ、キョーコ。】
【え、私も入るの?!】
リアは社長秘書。その秘書室の奥にある部屋って言ったら一つしかない。
さすがの私にでも分かった。
【大丈夫。私も一緒にいるから、ね?】
そう言うリアに半ば強引に部屋へ通された。
部屋は淡いアイボリーの毛足の長い絨毯が敷き詰められ、黒で統一された家具が上品に置かれている。
壁は一面カラス張りで、部屋の入口に立つ私からは下層が見えない。部屋が空を飛んでいるような錯覚さえ覚える。
そのガラス窓の前に置かれた重厚な机と椅子。
すっと立ち上がった金髪の男性が、まるで空に浮かんでいるかのように見えた。


【君がキョーコだね。本当に”ジジ”がよく似合う。】





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(。-ω-。)-------------------------------------------------あとがき-------------------------------------------------(。-ω-。)


まだまだっ!!









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Date:2010.06.14

I'm sorry,I love you...act.16

リアとの共同生活を始めてからあっという間に3か月が経った。
初めこそ小さな揉め事はあったけど、少しずつ理解しあえるようになったと思う。
リアのおかげでフランス語も上達し、一日中学校でデザインの勉強をする事もできた。
家に帰れば家事をこなし、夕食を作ってリアの帰りを待つ。
【私達って夫婦みたいじゃない?】
そう言って少し大きくなった私のお腹を撫でてくれるリアが大好きだった。
今思えばあの頃が本当の意味での転機だったんだろう――――――。


I'm sorry,I love you…act.16


【ただいまぁ~~~~~。】
【お帰りなさい。早かったね。ご飯まだなんだけど・・・】
台所で夕食の準備をしていると、玄関からくたびれた声が響いた。
急いで玄関に向かうと5日間の出張から帰ったリアはいつにもまして疲れているのが見てとれる。
【ご飯の前にちょっと眠らせて・・・ボスのせいで毎日2時間も寝てないのよ・・・】
【そうなの?!まだ時間かかるから・・・ゆっくり・・・寝て・・・】
>私が言い終わる前にベッドルームへと消えて行ったリア。
実を言うと、私は未だに彼女が何の仕事をしているのか知らない。
聞いた事があったけど小さな会社の社長秘書と言うだけで具体的には教えてくれなかった。
なんとなくだけど、言いたくないような雰囲気が感じられてそれ以上は聞かなかった。
「小さな会社って言っても社長秘書って大変なんだろうなぁ~。」
キョーコはリアのトランクから洗濯物を取り出し洗濯機に入れると、なるべく音をたてないように夕食作りの続きに取り掛かった。


***


【あぁ~おいしかったぁ~。ごちそうさま♪】
【すっかり元気になったね、リア。】
遅めの夕食を済ませた二人は並んで食器を洗っていた。
最初は私の担当だったけど、いつの間にかこうして二人でおしゃべりをしながら片付ける事が当たり前になった。
【キョーコのご飯食べると疲れなんて吹っ飛ぶわねっ!】
【ありがとう。今回の出張は長かったねぇ。イタリアだっけ?】
【5日くらいいつもなら平気なんだけど、イタリアだとボスがピリピリするから・・・】
【イタリアが嫌いなの?】
【イタリアって言うよりイタリアにいるある人が嫌いなのよ。そのせいで気疲れしちゃって・・っと、やばっ。】
それまで饒舌に喋っていたリアが何かにはっと気付いて口元を押さえた。
【大丈夫。私は何も聞いてません。】
私がそう言うと、リアは少し困ったように笑って小さくお礼を言うと、再び食器に手を伸ばした。
普段のリアは絶対に会社の事は言わない。特に社長に関しては名前すら口にしないように細心の注意を払っている事を知っている。
きっと疲れているんだろうな。
それに誰にも何も言えないストレスは私もよく知ってるし・・・。


食後は必ず紅茶を飲む。これもいつのまにかふたりの決まりごとになっていた。
【キョーコは5日間どうだった?】
【別にいつもと一緒よ。学校行って病院行って家に帰って寝るの繰り返し。】
【デザインはどう?まだデッサンなんてやってないでしょ?】
【授業で少しはやるけどなかなか進まないから独学みたいになっちゃってるの。変な癖がつくと困るんだけど・・・】
【見せてくれる?】
キョーコはびっくりして口につけようとしていたフルーツティ―を零しそうになった。
【デ、デッサンを?まだ全然人に見せれる物じゃないからダメっ!】
【だから人に見せるの。人に見せた方が上達が早いわよ?】
【~~~笑わない?】
【笑うわけないじゃない。】
キョーコはしばらくう~んと考えてから、躊躇いがちにデッサンが書かれている小さなスケッチブックを差し出した。


ほんの数分、だけどキョーコには1時間にも2時間にも感じられる沈黙が続いた。
リアを見ると真剣に見てくれている事が分かり、キョーコも安易に声をかけにくかった。
【・・・キョーコ。日本ではデザインの勉強してなかったのよね?】
【うん。かわいい物が大好きで集めてたけど、どうして?】
【・・・・・・】
また沈黙。
【このスケッチブック、明日借りてもいい?】
【え、どうして?】
【ちょっと、ね。1日だけだから、いいでしょ?】
大好きなおもちゃを手に入れたように声を弾ませるリアに嫌とは言えず、キョーコは不思議に思いながらもそれを承諾した。





ついに運命の歯車が回り始めた――――――。





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あともうちょっとだけ海藻が回想が続きます。
どうやら私は思わせぶりな終わり方が好きみたいです(//▽//)









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Date:2010.06.14

I'm sorry,I love you...act.15

無謀と言えば無謀だったかもしれない。
初めて会った、それも外国人と一緒に暮らそうだなんて、ちょっと前までの私なら考えもしなかっただろう。
だけどこれからの事を考えるとこんなにいい条件を逃すのも勿体ない気がした。
でもそれ以上に逃したくなかったのは・・・。


I'm sorry,I love you…act.15


【部屋は2つずつで他は共同。私は7時には家を出るから・・・まぁ細かい事は少しずつ決めて行きましょ。】
リアは4年前に亡くした両親が残してくれた家に一人で住んでいた。
家の中はお世辞にも綺麗じゃないけど、条件にぴったりの家はここ以外にもうないだろうと思って即決した。
【赤ちゃん生まれたらきっとうるさくなるけど・・・いいんですか?】
【見えないでしょうけど、私子どもが大好きなの。それに嫌だったら最初からルームシェアなんて言い出さないわ。】
そう言って笑うリアはとても綺麗で優しくて・・・モー子さんを思いだした。
【ちょ、ちょっと泣かないでよっ!】
本当はずっと寂しかった。
たったひとり。見知らぬ土地で通じない言葉。日に日にその存在を感じる自分の身体。
支えてくれる存在が欲しかった。
そう思う度に彼に会いたくなって、会いたくなる度に彼の口から告げられた別れの言葉を思い出して涙が流れた。
【ありがとう、リア。いつか絶対に恩返しするから・・・】
リアはわざとらしく大きな溜め息をついた。
【ハァ~。いらないわよ、そんなもの。そのかわり、楽しく暮らしましょ♪】


それからすぐにホテルに置いてあった荷物を移した。
どうやらリアは家事全般をしない、と言うより苦手のようだ。
日本のお姑さんのように指で棚をなぞれば山盛りの埃が集まるし、部屋中に脱ぎ散らかした洋服が目に留まる。
大きい声では言えないけどお風呂はカビがはえてる・・・。
「料理もしないんだろうなぁ~。」
【え?何?】
思わず日本語で漏らしてしまった独り言。
【何でもないです。あ、あの、日本食は好きですか?】
【日本食?大好きよっ!学生時代、本場の日本食を食べたくて日本に行ったくらいだもの。ヘルシーなのにおいしいわよね~。】
【よかったっ!私これでも料理得意なんです。でもフランス料理とか作った事なくて・・・日本食ならいくらでも作りますね!】
【本当?!じゃぁ明日の夕食からお願いしてもいい?最近残業続きでまともな食事してないのよ。】
【もちろん!何が好きですか?】
【う~ん。寿司・・・なんてベタすぎるから・・・ジジの好きな物でいいわ。毎日食べれば好き嫌いが分かるでしょ。】
【そうですね。じゃぁ明日お買い物しておきますね。】


キョーコはリアに手伝ってもらいながら部屋の片づけを始めた。
とりあえずそうじは後回しにして、荷物と寝る所さえ・・・と考えを巡らせていた時、ふと疑問に思った事があった。
【あの、ところで・・・】
【なぁに?】
【ジジって私の事ですか?これでも大人の女性なんですが?】
フランスでは小さな女の子を総称してジジと呼ぶ。日本で言う”お譲ちゃん”みたいな意味で、もちろん大人の女性に使う事はまずない。
日本人観光客から守ってくれた時は気にしてなかったけど、今はもう年齢も妊娠も告げてある。
それでもジジと呼ばれる事に、キョーコもさすがに気になった。
【ああ、第一印象がジジっぽかったのよ。ごめん。嫌なら呼ばないけど・・・呼んでもいい?】
【嫌じゃないけど・・・女の子じゃないのに変じゃない?】
【全っ然!似合いすぎるわよ。キョーコの愛称はジジに決定ね!】
そう言ってリアはウィンクをした。





美人だけどズボラで、年上なのにとっても可愛い。
キョーコはこれからもずっと彼女との付き合いが続いて行く事を知らない。
そしてリアによって自分の運命が大きく動かされて行く事も――――――。





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まだまだ海藻が回想が続きます。









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