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2010年06月の記事一覧

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2010.06.23 I'm sorry,I love you...act.18
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Date:2010.06.23

I'm sorry,I love you...act.18

I'm sorry,I love you…act.18


リアに連れられて入った部屋にいたのはまるで妖精のような男性だった。
背が高くがっちりとした体格で、私は見降ろされているような形になっていた。
【急に呼び出してしまって申し訳ない。身体は大丈夫ですか?】
さすがフランス人、と言うか、さすが外国人。
さらっと自然に且つ優雅に私をソファへとエスコートしてくれた。
【あ、ありがとうございます///】
私の横にリアが座り、向かいにはその男性、おそらく社長が腰を下ろした。
【突然ですが時間もないので手短にお話します。】
【は、はい・・・】
【出産を終えたら私の会社で働きませんか?】
【・・・え・・・えぇっ?!】
あまりにも突然で何が何やら分からず、思わず立ち上がってしまった。
そのポーズがあまりにも滑稽で2人に大笑いされ、すぐに正気を取り戻して座り直した。
【は、働くって言っても私は】
【大丈夫よ。今まで言ってなかったけどうちの会社は”lumiere”なのよ。】
【”lumiere”って・・・・・・うそ~~~~~っ!!】


”lumiere(ルミエール)”
知らないはずがない。
そんなに大きくはないブランドで日本に正規店はないけど、仕事が終わる度に自分へのご褒美にひとつずつ買っていた。
日本を出ようと決めた時、真っ先にルミエールのようなジュエリーを作りたいって思った。
どん底にいた私の唯一の救いがルミエールだった。
だから迷わずフランスに渡った。少しでも”ルミエール”に近づきたかったから―――。
【黙っててごめんね?キョーコがジュエリーデザイナー目指してるって知って言えなかったのよ。
 正直、コネを期待する人もいるし・・・別にキョーコがコネを使うって思ったわけじゃないのよ?!でも・・・】
【リア、気にしないで?私でもきっと黙ってたと思う。それに、聞いてたらコネを使おうとしたかもしれないし。】
【そんな事ない!キョーコはそんな事しないって分かってる!
 正直言うとね、最初はそう思ってた・・・でも今なら断言できる。だからスケッチブックを見せてって行ったのよ?】
【スケッチ・・・やだっ!私ってばプロにあんな物見せたなんてっ///】
キョーコが両手で両頬を挟むと、その頬はみるみる真っ赤に染まって行った。
【あんな物だなんてとんでもない。これをリアから見せてもらった時の衝撃、分かりますか?】
【・・・どういう意味ですか?】


【あなたはまだ勉強を始めて間もない。なのにこのデザインセンスはプロとしか言いようのない物だ。
 もちろんデッサン等はまだ粗削りですが、それは経験を積めば自然と身に付くものです。
 学校に行く事も重要ですが、貴女の場合はそれが仇となる可能性の方が高い。そう思ってリアは私にこれを見せたんです。】
【仇、ですか?】
わけが分からないと顔に書いてあるキョーコに向かってリアは笑みを零しながら話し始めた。
【ジュエリーってファッション的に洋服の引き立て役みたいな感じがあるでしょ?まぁ中には主役にするようなものもあるけど。
 ”ルミエール”のコンセプトは違うわ。ジュエリーはあくまでわき役。だけど主役を引き立たせる為に時にはそれ以上のインパクトが必要なの。分かる?】
【ええ・・・】
(これってお芝居の考え方と似てる気がする・・・。)
【だけど一般大衆的にはうちみたいなコンセプトって伝わりにくいの。だからいつまでたっても世界的なブランドにならないのよ!】
【リア。話がズレてる。】
【失礼。それで・・・何を離してたのか分からなくなっちゃったわ。ちょっと待ってね・・・えぇっとぉ・・・】
社長は心底呆れたように盛大な溜め息を零し、キョーコの方へと向き直った。


【1年ほど前から”ルミエール”を3部門に分けました。1つはもともとのコンセプト通りに引き立て役。 
 2つめは高級感。ジュエリーの需要は正直富裕層の方が高いからね。ファッションショーとかタレントに使ってもらうための宝石。
 そして3つめは―――親しみやすさ。】
【親しみやすさですか?】
【そう。若い子やあまり高価なものには手が出せない人でも手に取れるけど、質を落とした流行遅れのデザインではないジュエリー。
 だけど富裕層やファッションショーでも引き立つジュエリー。この3つめがどうしても軌道に乗らなかったんです。】
【確かにとてもいいコンセプトだと思うけど・・・難しそうですね。】
リアと社長は目で会話をしたかのように口元だけで笑った。
【その時にキョーコのデッサンを見たの。もうコレだっ!って直感したわ。ボスにも見せたら大喜びであなたに会いたいって言うから呼んだのよ♪】
【私のデッサン?】
【可愛いのにさりげなく豪華なデザイン。かと言ってゴテゴテしてない上品さ。何よりカットや曲線へのこだわり。
 どれをとってもボスの思いを形にできるのはキョーコしかいないって思ったわ。】
【そ、そんな・・・ちょっと待って!私なんてまだ勉強も始めたばかりでとてもブランドのデザイナーなんてできないわっ!それに・・・】
【うちのコンセプトやキョーコのデザインって正直大衆向けじゃないの。だから学校では絶対に認められない。ありきたりなものに修正されちゃうの。
 そうなったらあなたのデザインはどこに行くの?そのへんにある物と同じ物を作って満足するの?】
【・・・】
私は何も言えなかった。
リアの言う事の意味が良く分かるから・・・。


少しの沈黙の後、社長はこう切り出した。
【あまりにも突然の事で戸惑うでしょう。返事を急がせるつもりはありません。ただ、私達の思いを知ってもらいたい。
 まず、デッサンの授業が始まるまでは学校に通って下さい。知識はいくらあってもあまる事はありませんから。
 でもデッサンの授業は一切受けてもらっては困ります。うちに来てもらえればあなたの個性を壊さないようにデッサンを教える手筈を整えておきます。
 それから出社は出産後落ち着いてからで構いません。必要なら会社に託児所も設けます。
 今は家庭がある社員がいないので気中が分かりませんが、あなたの希望を全て聞きます。
 最後―――これが一番大切です。】
【は、はい・・・】
【あなたにはうちの専属になってもらいますが時期が来るまでは口外しない事。他社との接触は一人でしない事。デザインは会社の外に持ち出さない事。
 細かく言えばもっとありますが、それは後ほどリアに書類にしてもらいますから目を通して下さい。】
そう言ってリアに合図すると、今まで見た事もない真剣な表情のリアが音もなく頷いた。


キョーコは思わず生唾を飲み込んでしまった。
社長は淡々と話すから分からないけど、客観的に聞いてみればものすごい事を言われているのが分かる。
正直・・・怖気づいていた。
ジュエリーデザイナーになるって決めてフランスに来たけど、ここまで本格的にやるつもりはなかった。
路上で売ったり委託したり、そのうち小さなお店をかまえて子どもたちと3人で細々と暮らしていければいいと思っていた。
だから今のこの状況が他人事のように思えるのも真実で、どこか傍観しているような気がする。
そんな私の思いとは裏腹に自体はどんどん進み、新しい世界へ足を踏み入れる事になった。





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(。-ω-。)-------------------------------------------------あとがき-------------------------------------------------(。-ω-。)


宝石の事とかブランドの事とか詳しくないからツッコミは禁止で(笑)
次回から日本に戻る=蓮さま久しぶりに登場!!の予定w









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